まったく混じり気がなく純粋であること。一つのことに夢中になって、てらいのないさま。飾り気やよこしまな心がないさま。「純一」は、混じり気なく、飾り気のないこと。「無雑」も、混じり気のないこと。同じような意味の語を二つ重ねて強調したもの。「じゅんいつぶざつ」とも読む。
〔例〕「営業の山本くんはまだ、中村さんのこと追いかけまわしているのね。あんなに無視されながらも、ただひたすら純一無雑に求愛するなんて、この恋はなんとか成就させてあげたいわね」とか、「なにかぼくに邪念があって、あなたにすすめているように思っていらっしゃるようですが、はなはだ心外です。ぼくの心は純一無雑です」などのように使う。