酒に酔って目がとろんとして、ものがはっきりと見えないさま。酔ってぼんやりとしているようすをさしていう。「朦朧」は、かすんでものの形がはっきり見えないようす。
『蘇軾(そしょく)―杜介送魚詩』に、「酔眼朦朧覓二帰路一、松江煙雨晩疎疎」とある。
〔例〕「彼は酔眼朦朧として、なじみのバーの扉を開けた」といったり、また、新人社員への忠告などで、「一次会はもちろんだが二次会でも、あまり飲み過ぎないように注意してほしい。酔眼朦朧として接待したのでは、せっかくのお得意さま招待もかえってマイナスになってしまう」というように使ったりする。