酒に酔い、夢見ごこちで一生を過ごすという意味から、なに一つ価値のあることをしないで、無意味な一生を送ること。「すいせいぼうし」とも読む。
『程子語録(ていしごろく)』に、「雖二高才明智一、膠二于見聞一、酔生夢死不二自覚一也」とある。
〔例〕「酔生夢死で人生を送ることは悲しい」とか、「酔生夢死の一生を送ることは、別な意味で考えれば幸福なことかもしれない」などと使ったりする。
〔類〕無為徒食(むいとしょく)/遊生夢死(ゆうせいむし)