すぐれた人がおおぜいいること。人材が豊富であるようす。「多士」は、優秀な人材のこと。「済済」は、多くそろっていてさかんなようす。「たしさいさい」とも読む。
『詩経(しきょう)―大雅・文王』に、「済済多士、文王以寧」と記されている。
〔例〕「学園祭でやる公開討論会は、学長をはじめ、映画監督の西村さん、評論家の岡田さん、代議士の池谷さんと、多士済済の顔ぶれだね。これは見ものだよ」といったり、「その夜の祝賀会は、多士済済、各界のきら星たちによって、大きなホールは埋め尽くされました」などと使ったりする。
〔類〕済済多士(せいせいたし)