たった1人で刀をふるって、敵陣めがけてまっしぐらに攻め込むこと。転じて、遠回しな表現をやめて、直接用件に入ることのたとえ。すぐに本題に入ること。「短刀直入」と書くのは誤用。
『人天眼目(にんてんがんもく)―二』に、「大用天旋、赤手殺レ人、単刀直入、人境倶奪、照用並行」とある。
〔例〕「漫画家志望のきみにはちょっと酷だが、単刀直入にいわせてもらうと、今のままではだめだね。絵は未熟だし、なによりもストーリーが平凡すぎる」とか、「彼女のいうことは、すべて単刀直入だから、ときには他人の気持ちを害することもあるようです」などと使う。