中国の晋のころ、俗世間を避け、竹林に集まって酒を酌み交わし、琴をひき清談をしたといわれる7人の隠者のこと。阮籍(げんせき)、康(けいこう)、山濤(さんとう)、向秀(しょうしゅう)、劉伶(りゅうれい)、阮咸(げんかん)、王戎(おうじゅう)の7人。
『晋書(しんじょ)―康伝』に、「所二与神交一者、惟陳留阮籍、河内山濤、予二其流一者、河内向秀、沛国劉伶、籍兄子咸、瑯邪王戎、遂為二竹林之游一、世所謂竹林七賢也」と記されている。
〔例〕「功利ばかりを考えてあくせく生活するだけでなく、竹林七賢のような生活をしてみたいものだね」などのように使う。