100回戦って100回勝つこと。戦うたびごとに勝利をおさめること。「百戦百勝、善の善なる者に非らず也」(連勝することが必ずしもよいことではなく、戦わずして勝つのが最上であるという意味)の孫子の言葉から、転じて、現在では、常勝の意味に使う。
『孫子(そんし)―謀攻』に、「百戦百勝、非二善之善者一也。不レ戦而屈二人之兵一、善之善者也」とある。
〔例〕「百戦百勝の強い馬が出れば、競馬がおもしろくなるのにね」とか、「最近のスポーツ界は技術の差がなくなって、昔のように百戦百勝というスーパーマンは見当らなくなった」などと使ったりする。
〔類〕連戦連勝(れんせんれんしょう)