戦乱の時。時変の時。また、英雄や豪傑が英明な君主と出会い、勲功をたてる好機にめぐり合うこと。「風雲」は、戦乱の意味。
『杜甫(とほ)―謁先主廟詩』に、「惨淡風雲会、乗レ時各有レ人」とあり、また、『易経(えききょう)―乾』に、「雲従レ竜風従レ虎、聖人作而万物覩」とある。さらに、『王粲(おうさん)―雑詩・其四』に、「遭二遇風雲会一、託二身鸞鳳間一」と記されている。
〔例〕「会社が倒産しそうになったとき、社長に力を貸してほしいといわれ、社長のために遮二無二働いた。おれの今日があるのも、あの風雲之会があったからだ」などのように使う。