企業が労働者の協力によって新たにつくり出した価値のこと。売上高から、原材料費、動力費、機械などの原価償却費を差し引いた額で、人件費、利子、利潤、地代、家賃などからなっている。転じて、俗に、サービス業や情報産業、コンピューターのソフトウエアの開発、高度な技術の開発などに付加価値という言葉が用いられることもある。例えば、1本のネクタイが、そのデザインによって価値がかわり価格も違ってくる場合、そのデザインを付加価値という。
〔例〕「付加価値を高めることが生産性向上につながる」とか、「昔は実用一点張りで性能がよければ、形など悪くても売れたが、今では、デザインなど付加価値を考えないと商品にならない」などのように使う。