頭はりっぱな竜であるのに、尾は貧弱な蛇であるという意味から、転じて、始めは勢いがよいが、終わりはしりすぼみで勢いがなくなってしまうことをたとえていう。「りょうとうだび」とも読む。
『五灯会元(ごとうえげん)―七』に、「師挙下六祖道中不二是風動一、不二是幡動一、仁者心動上、乃曰、大小祖師、竜頭蛇尾」と記されている。
〔例〕「大きなことをいっても、結局は竜頭蛇尾で終わってしまう」とか、「きみの企画案を聞いていると、はじめはおもしろいんだが、竜頭蛇尾というか、だんだんしりつぼみになってくるんだね」などのように使う。