機に臨み変化に応じて、そのときどきにあった適切な処置をすること。状況によって対応を変え、適切な手段を講じること。融通が効くこと。
『南史(なんし)―梁宗室伝・長沙宣武王懿』に、「吾自臨レ機制レ変。勿二多言一」とある。
〔例〕「規則ばかりにしばられていると、ろくな教育はできません。臨機応変、血の通った教育も必要です」といったり、また、朝礼や部会のときなどに、「セールスのこつは、相手を見て臨機応変に対応することが求められます。どんなときも、ただ強引な態度で売りつけることばかりを考えていては、成功はおぼつかないでしょう」というように使ったりする。