第二次大戦後の1947~49年生まれのベービーブーム世代のこと。堺屋太一氏の小説名に由来。団塊とは本来、地層中に存在する特定の形をなす硬い塊であるが、転じて、たくさんの物が集まってできた塊を意味する。団塊の世代は約800万人おり、最近3年間(2005~07年)の出生数約320万人と比べると、人口構成上突出した世代となっている。なお、団塊の世代の子ども世代を団塊ジュニアと呼ぶ。人口構成を表現する人口ピラミッドは、今後、細身のトルソー型へ移行する。定年を迎える団塊世代は、年金などの社会保障制度に対してのみならず、高齢者を対象とする市場の拡大など、大きな経済・社会面での影響をもたらすと考えられる。