生物体(バイオマス)の有するエネルギーを利用した燃料のこと。地球温暖化の要因とされる二酸化炭素の排出量削減の切り札として注目を集めている。材料には、トウモロコシ、サトウキビ、食用油、稲ワラ、木材のほか、有機廃棄物なども含まれ、そこからアルコール燃料(バイオエタノールなど)が作られている。日本では、2007年4月よりバイオエタノールを含んだガソリンの試験販売が開始されている。しかし、バイオ燃料を生成する過程で発生する二酸化炭素の量の問題や、トウモロコシなど農作物が転用されることにより農作物価格全体の高騰を招いたことから、その効果については検証する必要がある。