政府の景気に関する公式見解と位置づけられ、内閣府より毎月公表。マクロ・ミクロほとんどすべての統計、および主要業界の業況ヒアリングなどをもとに、景気判断を行っている。また、「政策の基本的態度」についても言及され、政府の政策動向を占う上でも重要な資料。日本銀行からは「金融経済月報」が公表されている。これは、金融政策決定会合での重要資料に位置づけられ、日銀の金融政策を判断する材料となっている。両者の景気判断には時折、乖離(かいり)が見られる。このような見方の乖離は、政府・日銀の政策に関する思惑を測る上でも重要で、両者の比較は欠かせない。