代表的な経済指標の時系列変化に注目し、3カ月前と比べた上昇系列の割合(%)を景気指標と考えた指数。1960年8月より導入され、景気局面を判断する主要統計として内閣府経済社会総合研究所が作成、発表。景気転換点の決定(景気基準日付)に利用される。DIには、景気とほぼ一致して動く一致指数のほか、先行指数、遅行指数がある。一致指数は予測、先行指数は現状判断、遅行指数は確認の役割を担う。DIが、一般的に3カ月連続で50%割れ(超え)となった場合、「景気が変調した」と判断されることが多い。
表「景気動向指数の構成指標」