日本銀行の支店長会議のたびに公表。従来、日本では地域間の経済活動のズレはそれほど大きくなく、平均値としての経済を見ておけば日本経済を把握できる状況にあった。しかし、輸出企業の好調から中部(東海)では景気拡張が続く一方、北海道や東北のように公的需要のウエートが高い地域では不調から抜けきれず、地域間の経済活動のズレが拡大し、その動向把握が重要な課題となっている。そこで、日本版のベージュブック (アメリカの地区連銀景況報告)として作成。地域経済を判断できる調査としては、内閣府「地域経済動向」も利用できる。