大卒学生における、就職希望者に占める内定取得者の割合のこと。それぞれの大学・専門学校などで、所定の調査対象学生を抽出した後、電話・面接等の方法により、性別、就職希望の有無、就職状況などにつき調査される。1996年より、厚生労働省と文部科学省が共同で実施。本調査は年4回(10月1日、12月1日、2月1日、4月1日)実施され、10月調査では60%前後と最も低く、当該学生の卒業時の調査である4月調査では90%強の数値となることから、数値だけでなく、どの時点の調査なのかに注意が必要。2012年3月卒業予定の内定率は、2月調査で80.5%。1996年の調査開始以来最低となった前年度2月調査の77.4%を上回り、最悪期は脱した。
大卒学生の就職活動では、早期化や長期化の問題がかねてより指摘されてきており、2013年春入社の採用から、学生の就職活動の登録受付解禁日を、従来の卒業2年前の10月1日から12月1日に遅らせた。