経済産業省が1953年から実施していた、繊維原料や繊維織物の国内流通量を示す調査。2016年11月、同統計調査で実際の数値ではなく過去の数値をそのまま流用して公表していたことが発覚。統計上必要な調査対象企業数に比べ、調査票の回答数が減少してきたことに伴い、一定の調査回答数を維持するために過去の回答がそのまま使われてきたという。公的統計で意図的に数値がねつ造されていたこととなり、公的統計全体の信頼性を損なう重大な事案といえる。同統計は回答企業数が減少し、統計ニーズも低くなっていることから、17年1月から廃止されることとなった。