国や企業が発行する債券に対する信用力について、格付け機関が評価したもの。格付けは、当該企業からの依頼により、その企業の発行する債券の信用度を、「Aaa」「AAA」などの記号で評価している。国債の場合は、依頼ではなく格付け機関が独自に評価を行う。評価記号および評価段階は、格付け機関により異なる。格付けの変更は、金融市場に大きな影響を与える。ヨーロッパでの信用リスクの拡大により、ヨーロッパ各国の国債の格付けがここ数年、引き下げられている。2012年12月時点で、スタンダード&プアーズ(S&P)社ベースでみれば、ギリシャは投機的とされるCCCであり、フランスはAAAから格下げされAAプラスとなっている。