インドのナレンドラ・モディ首相が掲げる一連の経済政策。インドでは、2014年4~5月に行われた下院総選挙で、30年ぶりに単独過半数の議席を有する安定政権が成立した。新政権で首相となったモディがグジャラート州首相時代に経済改革を実施し成功させたことから、インド経済の再生を期待してこう呼ばれている。モディノミクスでは、基本的に外資を誘致し、高速道路、鉄道、空港およびガスパイプラインなどのインフラ整備を進め、経済成長を実現させ国全体の所得水準を引き上げようとする政策が採り入れられている。こうした動きを期待して、モディ新政権成立前後から株価と通貨価値は上昇した。