気候変動、戦争などによる難民問題等、国境を越える世界的な課題に対応するための資金確保手段として、経済のグローバル化で利益を享受している国々に課税する形で資金を拠出してもらう税制のこと。国際連帯税。この背景には、従来先進国からの支援は政府開発援助(ODA)が中心であったが、各国の財政環境の悪化からODAの資金拠出が減少してきたことがある。また、グローバルタックスは、タックスヘイブン(租税回避地)のような節税行為が難しくなることから、犯罪組織などの「マネーロンダリング」や隠し蓄財などの問題を解決する可能性もあるとされている。