2009年度税制改正で示された3大減税の一つ(他の二つは、自動車、証券投資)。04年から08年末入居分を対象としていた前制度を延長、拡充して、09~13年入居のために組んだ住宅ローン残高の一定割合を、所得税額から控除するもの。実際の控除額はローン残高のほか入居年などによっても異なるが、一般住宅より寿命が長く、耐震性や耐久性の優れた長期優良住宅(マンションを含む)の場合、09~11年の入居者については10年間の合計で最大600万円の税額控除を受けることができる。一般住宅(マンションを含む)の最大控除額は計500万円で、中古住宅も原則控除を受けられる。低所得者などで支払う所得税の額が控除額に達しない場合は、9万7500円を上限に、地方税の個人住民税からも一部控除を受けることができる。