一国全体の長期債務残高は、国の長期債務残高と地方の債務残高を合計し、重複分を調整することによって求められる。2013年度末(実績見込み)の国の長期債務残高は約779兆円であり、地方の長期債務残高は約201兆円であるから、国と地方の合計の長期債務残高は約980兆円になる。国の長期債務残高の内訳は、普通国債約780兆円、借入金約26兆円、その他4兆円である。なお、国の長期債務残高には財政投融資特別会計国債残高105兆円もあるが、特別会計として別途処理される。国と地方の合計の長期債務残高のGDP(国内総生産)との比を取ると約202%になる。なお、14年度予算(政府案)によると14年度末の国の長期債務残高は約811兆円(うち普通国債残高約780兆円)、地方の長期債務残高は約200兆円になるので、国と地方の合計の長期債務残高は約1010兆円になる。対GDP比は202%である。