野田佳彦内閣は、2011年12月20日に第4次補正予算を閣議決定した。それ以前の第3次の補正予算までは東日本大震災関連の支出が中心であったが、第4次補正予算はそれ以外の支出が中心となった。その背景には、タイの洪水対策や円高対策、さらには環太平洋経済連携協定(TPP交渉)の推進などがあった。予算規模は2兆5345億円であるが、その内訳は高齢者医療・子育て・福祉等、中小企業資金繰り支援、環境対応車普及促進対策費、などの支出である。また、地方交付税交付金も含まれている。財源は税収1兆1030億円と税外収入88億円だけでなく、既定経費の節減が1兆4227億円も行われることになった。