2013年6月14日に安倍晋三内閣が閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針」のこと。01年の内閣府設置法において「経済財政諮問会議」が設けられていたが、民主党政権の時代、自由民主党とは異なる政策決定方式を採用するということで、経済財政諮問会議は3年間開催されなかった。12年12月、安倍政権が誕生すると、経済財政諮問会議は復活し、13年1月から会議が行われるようになった。そのなかで、経済財政諮問会議は経済財政運営全般に関する司令塔として、経済再生に向けた基本設計を行うとの説明がなされた。6月13日に出された「骨太方針」において、名目国内総生産(GDP)比でみた国と地方の基礎的財政収支の赤字を15年度までに10年度から半減させ、20年度までに黒字に転換する目標を改めて確認した。