WTO(世界貿易機関)の2008年版世界貿易統計では、07年の世界貿易はモノの実質輸出の伸び率は06年の8.5%から6.0%へと減速した。おもにアメリカやヨーロッパ、日本などの先進国の輸入が鈍化したことが原因と分析されている。名目の輸出額は13兆9500億ドルで前年比15%増、国別の輸出額では、1位ドイツ1兆3264億ドル、2位中国1兆2178億ドル、3位アメリカ1兆1625億ドル、4位日本7126億ドル、5位フランス5534億ドルと、中国が1兆ドルを超え、アメリカを抜いて2位へと躍進した。輸入額は14兆2440億ドルで、国別では1位アメリカ2兆204億ドル、2位ドイツ1兆586億ドル、3位中国9560億ドル、4位日本6211億ドル、5位イギリス6196億ドルで、日本は再び4位に返り咲いた。一方、サービス貿易については、輸出総額は前年比18%増の3290億ドルであった。