日本の建設業や小売業などの内需企業が、国内市場の縮小に伴いアジアへの投資を加速している現象。建設業では、国内住宅市場は縮小傾向が続くが、アジアに目を向ければ、たとえば中国沿海部では分譲マンションの大きな需要があるなど、成長市場が広がる。小売業も同様で、アジアの各国で経済成長に伴う国内消費市場の拡大が続く。2013年には、大和ハウスが海外に強いフジタの全株式を取得した。また、イオン、セブン&アイホールディングスやローソンが中国に資金管理拠点を設立し、ファミリーマートがタイでのコンビニエンス事業を強化するなど、アジアへの積極展開が目についた。