債券、株価指数、短期金利、通貨などの先物取引が行われる市場。1985年に東京証券取引所において開設された債券先物市場では、10年物国債(標準物)などの先物取引が急速に増加しており、現在の債券先物市場は、現物市場と並んで日本の債券市場の中核を形成している。株価指数の先物取引としては、88年に大阪証券取引所で日経225平均株価指数先物取引、東京証券取引所でTOPIX先物取引(東証株価指数先物取引)が開始され、さらに、94年には大阪証券取引所で日経300平均株価指数先物取引も導入された。89年に開設された東京金融先物取引所(TIFFE)では、ユーロ円3カ月先物金利、金利スワップ取引などが上場されている。