見積もり、申し込み、住所変更等の手続きをインターネットで行うことができるネット専業の生命保険会社。2008年4月に日本初のネット生保であるネクスティア生命保険、続いて同年5月にライフネット生命保険が開業した。ネット生保は、保険契約に伴う一連の事務手続きをネット上で行うことによって、人件費を中心とした経費を抑え、既存生保と比べて保険料金を安くしているところに最大の特徴がある。一方、対面販売ではないために、顧客に対してリスクの説明が十分にできないことや、顧客による虚偽の告知などのモラルハザードのチェックが難しいなどの問題点が指摘されている。ネット生保が現在販売している保険商品は、死亡保険(定期)、医療保険(定期・終身)、がん保険、収入保障保険、就業不能保険、に限定されており、詳しいリスク説明が必要な養老保険、年金保険、終身保険などの積み立て型保険は取り扱われていない。