戦略目標や企業ミッションを達成するために重要とされる業績評価指標のこと。通常、目標を達成する上で重要な、業務上のプロセスの進捗状況を表すような指標が設定される。KPIの設定に当たっては、達成すべき戦略目標と業績評価指標との間の因果関係を分析し、その関連性が高い指標を抽出することが必要とされる。この際、個々の社員や部門に設定するKPIの数はあまり多くない方が望ましい。多すぎるKPIの設定は、重点を置くべき業務プロセスに対する意識を希薄化させ、現場を混乱させる原因になるためである。さらに、KPIを一定期間ごとにモニタリングするシステムを整えるとともに、適切なタイミングでフィードバックを実施するなど、社員が常にKPIを意識して行動するような仕組み作りを行うことが、KPIを活用したマネジメントを実践する上でのポイントである。