統計分析や品質管理手法を使用して、製品製造やサービス提供に関連するプロセス上の欠陥を識別・除去することで、業務オペレーションのパフォーマンスを測定したり、改善したりする方法である。σ(シグマ)とは、統計学用語で、標準偏差のことであり、分布のばらつきを示す。シックス・シグマは、品質のばらつきを標準偏差で測定し、正規分布の中心に平均から±6σを管理限界として、管理限界の外に出た場合に対応を行うことで品質を維持しようとする。これは、100万回のオペレーションにつき3.4回の欠陥しか発生しないということになり、事実上完璧なプロセスパフォーマンスのレベルといえる。従来の品質管理手法では、製造部門以外では適用しにくかったが、シックス・シグマは営業、マーケティング、経理など非製造部門でも適用でき、全社的な経営品質を改善することを可能にする。