業績予想とは、企業が決算発表において公表する次期の業績予想値である。東京証券取引所の規則(上場有価証券の発行者の会社情報の適時開示等に関する規則)によれば、業績予想を発表した後も、新たに算出した業績予想値と既に公表された直近の業績予想値との間に差異が生じた場合、軽微な影響と判断されない以外は改めてそれを公表しなければならないとされる。また業績予想は、企業が発表する以外に各証券会社等に所属するアナリストなどが公表する場合もある。業績予想は企業の株価に大きく影響を及ぼすこともある。たとえば、2003年4月に大手電気機器会社が発表した業績(営業利益/純利益)は、前年度の実績を上回るものであったが、この数値が事前のアナリスト予想を下回ったため、同社の株価は下落し、さらには市場全体に大きな影響を与えた。