バランスシートともいわれる。企業の一定時点における財政状態を示す計算書。貸借対照表には企業の資産(assets)、負債(liabilities)および資本(equity)が表示される。貸借対照表は一定時点の企業の調達源泉と資金の運用状態を表すと考えることができる。すなわち、負債と資本は企業に投下された資金を源泉別に示すものととらえられ、資産は企業に投下された資金の運用状態を示す。なお、2005年12月に公表された「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」に従って、資本の部は純資産の部と表記されることになった。また、従来の資本の部は資本金、資本剰余金、利益剰余金、土地再評価差額金、その他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定、自己株式の7項目から構成されていたが、純資産の部は株主資本、評価・換算差額等、新株予約権、少数株主持分の四つから構成されるようになった。