企業内に保存されている大量の情報を再編集して、ビジネスにおいて新たな活用法を見いだすこと。キュレーションは博物館や美術館の展示物を決定ないし展覧会の企画を立案するキュレーター(curator)を語源とする。curatorが既存の所蔵品を整理し、見せ方の工夫によって新たな魅力を生み出すことを業務にしていることから、インターネット上などにあふれる膨大な情報を整理し、新たな意味づけを行って情報発信することをキュレーションと呼ぶようになった。近年では、膨大な情報を有する企業が自社に埋もれているデータを整理・収集し、役立つ情報に仕立て直す作業という意味でも用いられており、マーケティング戦略の一環として注目されている。