大阪証券取引所(大証)が2000年6月に開設した株式新市場ナスダック・ジャパン市場が02年12月に改称して発足した市場。ナスダック・ジャパン市場は、国内ベンチャー企業の新規公開を促すとともに、国際的な市場間リンクの確立をめざし注目された。市場開設後の約2年間で100社が株式を公開する成果をあげたが、市場運営会社が経営不振に陥り、02年8月にはナスダック社が撤退を表明するに至った。ヘラクレス市場への衣替え後は、国際的な市場イメージは失われたが、ベンチャー企業の株式公開の場として、一定の地位を確保している。