継続開示を行っていることなど、日本証券業協会の定める要件を満たす未公開株が取引される市場。アメリカの未上場株気配表ピンクシートをヒントとして1997年7月創設。かつては、上場、登録されていない未公開株は、証券会社が勧誘や売買を自粛するものとされ、事実上取引できなかった。制度創設後は、グリーンシート銘柄を専門に取り扱う証券会社が現れるなど、取引環境が整った。グリーンシートの意義は、未公開株取引を解禁した点にあるが、ベンチャー企業公開の場として期待する向きもあり、2005年4月には証券取引法の改正を受けて適時開示義務など規制強化が行われ、門戸が狭められることになった。