労働組合がその活動費として、組合員から徴収する費用。連合総研が2008年に実施した「第16回労働組合費に関する調査」によれば、正規従業員である組合員1人当たりの平均月額組合費は4917円(05年5107円)。平均賃金月額に占める割合は1.63%(05年は1.69%)となっている。また、47.3%の労働組合は一時金からも組合費を徴収しており、その年間平均徴収額が8860円(05年8326円)であることから、これを合わせると、組合費は1年に6万円強の額(6万1952円)となる。なお、日本の組合費は諸外国と比較して高いといわれるが、その理由は企業別組合が主体であるため、1組合当たり7.1人(05年7.6人)いる専従役員の人件費がかさむことにあるとされている。