和製英語。「労働経済白書」の定義では、「年齢が15~34歳の卒業者、女性は未婚、就業者については勤め先での呼称がアルバイトあるいはパートである雇用者、現在無業者の場合については家事・通学をもせずアルバイト・パートの仕事を希望する者」をいう。こうしたフリーターが増えた要因としては、バブル崩壊後の長期不況下において将来の景気の不透明性が拡大したこと、それにともなって企業サイドの正社員需要が大幅に減退したことの影響も大きい。なお、厚生労働省は、2010年現在、フリーター数を約183万人と推定している。
図「若年人口の推移と非正規社員の割合」