大学等を卒業した後3年以内の未就職者を対象とした就職支援プロジェクト。第二の就職氷河期または超就職氷河期といわれる現状を打開するための方策の一環としての取り組み。(1)「3年以内既卒者トライアル雇用奨励金」(卒業後3年以内の既卒者を有期雇用で雇用し、その後正規雇用へ移行させた事業主を対象とする。具体的には、有期雇用期間[原則として3カ月間]については、1人につき月額10万円を有期雇用期間終了後に支給。さらに、この者を正規雇用で雇い入れた場合には、1人につき50万円を雇い入れから3カ月経過後に支給)、および(2)「3年以内既卒者(新卒扱い)採用拡大奨励金」(卒業後3年以内の既卒者をも対象とする求人を行い、ハローワークまたは新卒応援ハローワークからの紹介により、卒業後3年以内の既卒者を正規雇用で雇い入れた事業主に対して、雇い入れから6カ月経過後に100万円を支給)を二本柱とする。当初は2011年度末までの時限措置であったが、震災特例に限定して13年3月末までその期間を延長し、奨励金についてもその額を引き上げる特例措置が講じられることになった。