労組と略し、ユニオンということもある。ただし、ユニオンは、誰でも加入できることをキャッチコピーとする地域の合同労組を指していう場合が多く、組合員の代理人として、本人に代わって会社との交渉を行うエージェント的な機能を果たすユニオンも少なくない(なかには、少数ではあるが解決金の上前をはねる悪質なユニオンも存在するので、注意を要する)。労働組合を結成し、これに加入すること(団結権)は、労働基本権として保障されており、労働組合の正当な行為は、民事上・刑事上の免責(損害賠償責任を負わず、刑罰を科せられない)のほか、使用者による不利益取り扱いからの保護(不当労働行為としての禁止)も受ける。