厚生労働省の「毎月勤労統計調査」で用いられる用語。(1)「きまって支給する給与(定期給与)」の額と、(2)「特別に支払われた給与(特別給与)」の額との合計で表される。(1)は「所定内給与」と残業手当等の「所定外給与」からなり、(2)の代表的なものとして賞与がある。2013年の現金給与総額は、月間平均(事業所規模5人以上、調査産業平均、パートを除く一般労働者の男女計)で40万4723円。その内訳は「所定内給与」が30万3912円(75.1%)、「所定外給与」が2万5721円(6.4%)、「特別給与」が7万5090円(18.6%)であった。長期にわたってデフレが続いたこともあって、現金給与総額は10年前(02年42万1195円)と比べ約2万円減少している。なお、国税庁の「民間給与実態統計調査」によれば、12年12月31日現在で、正規労働者の年間平均給与は467万6000円となっている。