人工知能(AI)やロボット技術の発展によって生じるとされる失業のこと。AIやロボット技術が雇用に与える影響については、2013年9月に英国オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授らが「雇用の将来」と題する論文にまとめた研究が有名である。この論文によれば、アメリカでは10~20年後には約47%の職業が機械に取って代わられる可能性があるとされており、15年12月に公表された野村総合研究所(本社・東京都千代田区)とオズボーンらとの共同研究によれば、日本においてもほぼ同様のことが起きると予想されている。ただ、職種によって影響を受ける程度が著しく異なる(例えば学校の場合、教員に比べ、事務職員の受ける影響のほうがはるかに大きい)ことにも注意する必要がある。