韓国最大の財閥(チェボル)。1997年のアジア通貨危機後の財閥再編でグループは巨大化し、サムスン電子を中核に59社で構成されている。グループは、韓国の輸出と株式時価総額の2割を占め、経済全体に影響を与える存在となっている。2006年の売上高は過去最大となったものの、営業利益はウォン高などで前年比減となった。また、ノ・ムヒョン大統領が、財閥金融機関が系列企業の株式を5%以上保有している場合に超過分株式を5年以内に売却するよう求めた、金融産業構造改善法を可決・成立させたため、サムスンも改革が迫られている。