2003年12月に東京で開催された、域外で全ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳が集う初の会合。会議では、自由貿易協定(FTA)と人の交流などを含む包括的経済連携の更なる促進を掲げた日・ASEAN東京宣言と、日本・ASEAN行動計画が採択された。行動計画には約120の具体的協力措置が盛り込まれ、政府開発援助として、人材育成とメコン地域開発に3年間で各15億ドルの支援など、ASEAN域内の格差是正に重点を置く協力の強化が示された。また、日本はASEAN域内の平和秩序を規定した東南アジア友好協力条約(TAC)に加盟(04年7月正式加入)し、連携を経済中心から政治・安全保障分野に拡大する方針を打ち出した。