CEPEAは、ASEAN10カ国+6(日中韓+インド、ニュージーランド、オーストラリア)で、包括的な経済連携協定を結ぶことをめざした構想。アジア地域の統合は、ASEAN(アセアン 東南アジア諸国連合)10カ国+1(日本)、ASEAN10カ国+3(日本、韓国、中国)、ASEAN10カ国+6、APEC(アジア太平洋経済協力会議)の4方向で進んでいる。ASEAN+1は、2007年8月にマニラで合意済みで、ASEAN+3は、13カ国間で東アジア自由貿易協定(FTA)を結ぶ方向で進んでいる。ASEAN+6は、日本がCEPEAとERIA(ASEAN・東アジア経済研究所)を軸に推進しているもので、民間研究者による研究会が07年に組織され、08年8月には経済連携協定に向けた政策提言を作成した。