インド南部のインフラを日本とインド共同で開発する構想。タミルナドゥ州チェンナイ周辺、カルナタカ州バンガロール周辺は、トヨタ自動車、日産自動車、東芝をはじめとする日系製造業が多数、進出している。しかし、港湾・アクセス、工業団地などのインフラ整備の遅れが目立ち、その整備が急務となっていることから、共同開発構想が浮上した。日本からは円借款の供与や都市整備計画の専門家派遣などで協力する。2011年12月28日にインドを訪れた野田佳彦首相とマンモハン・シン首相との首脳会談で合意した。インド政府は経済成長の維持に不可欠のインフラ整備について、12~16年に実施する第12次5カ年計画で、第11次の2倍となる約1兆ドルを投資する。