財閥は特定の一族の所有・支配体制により経営される事業形態のこと。インドでは財閥が経済成長の一翼を担ってきた。タタ、リライアンス、アディティヤ・ビルラはインドの3大財閥とされる。タタ財閥は、ラタン・タタ総帥のもと、主要企業にタタ自動車、タタ・スチール、タタ・パワーなどを所有する。リライアンス財閥は、創業者ディルバイ・アンバの死去後、相続問題から兄が率いるリライアンス・インダストリーズと、弟が率いるリライアンス・ADA・グループに分割された。そのほか、中規模財閥も多数あり、ジンダル財閥、マヒンドラ財閥、エッサール財閥などがある。アルセロール・ミッタルという世界最大の鉄鋼企業を所有するミッタル財閥も有名。