中国国務院常務会議が公表した、2012年から20年に実施する新しい自動車産業発展計画。日本ではエコカー産業発展計画と紹介される場合もある。計画は、新エネルギー車を電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車、省エネルギー車をハイブリッド車や燃費効率の高いエンジン搭載車と規定する。そして、EVを新エネルギー車発展と自動車産業の構造転換の戦略的な目標として、新技術立ち上げの機会をつかみ、国際レベルでの中国自動車産業の技術的優位を確立することを狙う。一方で、当面は省エネルギー車の普及の促進にも力を入れ、自動車産業の技術水準向上を図るとしている。また、普及や技術について、EVやPHVは累積生産・販売台数を15年までに50万台に、20年までに500万台とすること、省エネ車はエネルギー効率で、平均燃費を15年に100キロあたり5.9リットル、20年に4.5リットルとする、との数値目標が掲げられた。