インドの鉄鋼大手で、タタ財閥の中核となる企業。本社はマハラシュトラ州ムンバイ。1907年に創業、2005年にシンガポールのナットスチール、タイのミレニアムスチール(現タタ・スチール・タイランド)、07年にヨーロッパ大手のコーラス・グループ(現タタ・スチール・ヨーロッパ)を買収し、世界企業へと変貌を遂げた。年間2800万トンの粗鋼生産能力をもち、世界鉄鋼協会によれば、粗鋼生産量は10年に2320万トンで世界7位、11年は2380万トンで世界12位、11~12年期の売上高は261.3億ドル(約2.1兆円)、5大陸で8万1000人以上の従業員を抱える事業規模をもつ。