中国が進める、量から質へと産業の重点の転換を図る経済政策。中央経済工作会議が2012年12月に決定した、13年の六つの経済運営方針の一つ。13年の方向として、経済のマクロコントロールの強化、農業の基礎確立などとともに、産業構造調整を推進して産業全体の質を向上させることが取り上げられた。この方針を基に、13年1月には国家発展改革委員会等が「重点業種企業の合併再編推進の加速に関する指導意見」を発表。自動車、鉄鋼、セメント、造船、アルミ、レアアース、電子・IT、医薬、農業の重点産業9業種で、企業合併による業界再編の推進と、産業集中度の向上、高い国際競争力をもつ企業の育成を進めることを明らかにした。